夏に金魚を死なせ、次の冬には熱帯魚を眺めていた。夏祭りで掬ったものであったが、6尾は月日を追うごとに減り、次の夏に最後の1尾が浮いた。6尾とも庭の同じ所に埋め、線香を上げた。その度に、土に溶け、骨の様を思い描いた。 黒の壁紙に、青の背景を施し…
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